この土地で食を作るということ
6月の初めに、以前にざんざ亭へお越しになったお客さんと小谷村に行ってきました。
そこに北国ロッジという宿があり、山菜の名人であるお母さんがいます。そこで山菜を採りに行ってきました。そこで取れる豊かな山の幸、おかあさんの美味しい山菜料理を味わい、ご一緒した方々(料理人やソムリエやいろんな方々でした。)のお話や料理に対する考えをお聞きするうちに、じぶんのなかで何かが変わり始めている気がしました。
ざんざ亭は山の宿です。そこに来られる方はその地ならではのものを求めてお越しになります。その地ならではのもの。。。
ざんざ亭の鹿料理は他のどこでも味わえないものだと自負しております。更にプラスアルファはなんだ?
そこに地域で採れた野菜、山で採れた山菜やきのこ。 創造性ある鹿料理であると思いますが、そこに更にそれが加わったら、それこそこの地域ならではのものではないか。
特に山の幸。定番のタラの芽、コシアブラ、ウド、筍はもちろんだけれども、ほかにも面白い食材がいっぱいあるのです。これを美味しく楽しく味わってもらいたい。そのためには自分自身汗を流し、自分の足でそれを見つけ出し、お出しできるレベルまで持っていかなくては!
とにかく今新たに鹿料理と共にやるべきことが見えて気がしました。それは、 この土地でしか味わえない料理です。
新たな道が見えてきました。というかこれこそがざんざ亭の生きる道です。
どうぞ、鹿料理と共にこの土地でしか味わえない山の幸や野菜を味わいにお越しくださいませ。